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アイサレテル [R18]

第3章 秘密









翌朝、父と僕は帰った。







お土産に奥様が持たせてくれた


スコーンの美味しい匂いが車内に充満する





見送りに来てくれた


フェイ君、ルーク君が


また会おうね、と


玄関先で笑顔で手を振ってくれた。






フェイ君は最後、とても悲しい顔に見えた。




















「美味しそうだな、食べてみようか」



スコーンにジャムを付けて父が頬張る。






うまいうまいと、くちゃくちゃする咀嚼の音。





食べるか?と差し出されたが、





ぱしんと、手を払いのける





何をするんだ!と父が怒ったが


構わず黙ってじっと外を見ていた。






父が呆れて、ようやく車内が静かになる。















カコ カコ カコ カコ ……














揺られながら










彼女の幸せを願った。















































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