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猫王子と犬平民

第15章 猫王子と修学旅行


翌朝。


あれから煩いと先生に怒られ、無理矢理部屋に帰された。まぁ就寝時間も来てたし、戻るつもりだったけど。

奈央とだらだらとおしゃべりをして、結局眠りに着いたのは夜中の4時。いっつも学校で話しているのに、やっぱ話題が尽きない。

まぁおかげで今日は2人とも寝不足なわけだけど。


田中「おー、おはよーさん!」

真田「ほんで2人もえらい疲れてんなぁ。眠れへんかったんか?」

奈央「せや。ずっと話しとったもんな」

『おうともよ。睡眠時間まさかの3時間』

「はぁ…今日は班行動の日だぞ。無理矢理でも歩かせるからな」

『大丈夫大丈夫!その頃にはアドレナリンめっちゃ出てるから!それに大事な修学旅行で寝るなんて勿体なくて出来ねーよ』

麗華「赤司君がせっかく心配してくれてんのに、その態度は無いやろ!」

男子生徒「朝から煩いなぁ、赤司の班」

「僕達が煩いわけではないよ。全部のせいだ」

『あんだとコラ!やんのかコラ!!!つーかそんなに大声だしてねーよ!』

男子生徒「何や何やー?お、そう言えば赤司、6組の可愛い子が告白したい言うとったで」

「悪いが僕はバカ以外興味が無いと伝えておいてくれ」

『バカってあたしの事か!?だったら好きなのやめろ!!!』

「ははっ、それでも変えられないよ」

男子生徒「ひゅ~!朝からおあついなぁ~!」


朝からこのテンションキツいんだけど!?ま、でも赤司が見事に馴染めたようだから、いっか。


麗華「ちょ、どうしたん赤司君…いつの間にクラスの男子と仲良くなってん?」

「あぁ、昨日からだ」

男子生徒「昨日の赤司、めっちゃおもろかってんなぁ!俺、ムービー撮っとけばよかったわ~」

女子生徒「何々~?昨日の話~?あ、赤司君おはよ~!」

「おはよう」

麗華「はぁ!?ちょ、クラスの女子とも仲良くなってん!?私、聞いてへん!」


あ、そっか。昨日麗華ちゃんいなかったんだ。凄い人数いたからてっきりいるのかと思ってた。何もなければいいんだけど。
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