第15章 猫王子と修学旅行
『ちょ、平泉さんのモノマネ見てみたい!自信あるやつ、見てみたい!!!』
「いいだろう、これは自信ある。昔テツヤ達に披露した時好評だったんだ」
『まじでか!見たい見たい!』
「コホン…いや~しかし、なんですなぁ~」
全員「「「「「……………」」」」」
…あれ?どうした?そうか、あまりのクオリティの高さに皆絶句してるのか。
全員「「「「「「「「ぷっ!ぎゃはははははっ!」」」」」
「!?」
『ちょ、何それ!全然似てねぇ!!!!自分でハードル上げたくせに何その完成度!!!!やべーよ赤司、センスねぇ!!!』
田中「ちょ、もう限界!!!!息出来へん!!!ぎゃははっ」
真田「俺もアカン!!タンマや!!!」
それから約5分間、全員がお腹を抱えて笑っていた。何故だ。
『はぁー笑った!特に最後!全然似てねーじゃん!』
「…だが昔やった時は好評だった」
『それ絶対黒子達気を使ったんだって!だって似てねーもん』
女子生徒「ほんま可笑しかったわ!赤司君、怖いイメージあったんやけど、実はとんでもなく面白い人やんたんやなぁ!」
男子生徒「なぁ!俺らとおっても話に入ろうとせーへんし、堅物キャラやと思てたで!」
『赤司だって皆と仲良くなろうって思ってたんだよ。だけどコイツ、不器用だから』
「なっ…」
田中「ははっ!そうと決まれば皆で枕投げ再開や!!!」
「ちょっと待て」
『おい王子~。ここまで来てやっぱ嫌だは無しだぜ?』
「案ずるな。僕はただ、お前にもモノマネをしてもらおうと思ってね。そうだな、お題は…ドラゴ〇ボールの〇悟空」
『オッス!おら孫悟〇!うっひょ~、オラ、ワクワクすっぞ!!』
全員「「「「「「に、似てる!!!!!!」」」」」」」
もうヤダ何コイツ、僕が恥ずかしい