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猫王子と犬平民

第15章 猫王子と修学旅行


「…では、平泉〇さんのモノマネをしようと思う」

『ストップー!』

「…なんだ」

『そんな持ちネタ的なモノマネなんかじゃなくて、お題モノマネの方が面白そう!ね、皆!?』

全員「「「「「「ざわ…ざわ…」」」」」」

『大丈夫大丈夫!だってあの赤司だから!ハイスペックの赤司だから!つーか怖くねぇし!』

奈央「う、ウチはの意見に賛成や!やっぱ面白いのがええしな!」

男子生徒「え、ええな!うん、そっちの方がええ!赤司、頼むわ」

女子生徒「私も赤司君の無茶ぶりモノマネ見たい!」


…どうしてこうなった。いや、これも僕を笑わせて打ち解けさせるための作戦だ。そう思いを見た。

うん、見なければ良かった。そして出来る事ならの前髪を切りたい。あの顔、確実に楽しんでいる顔だ。


『じゃぁ…最初は無難にルパン三〇世!!』

「…俺の名は~、ルパ~ンさんせぇ~~~」

全員「「「「「「…ぎゃははははっ!!!!」」」」」

奈央「似てへん!全然似てへん!!!!あははっ!!!」

男子生徒「ちょ、笑うなや!!!ぶふっ!!けどやっぱ似てへん!!!」

「……………」

『ひーっ!お腹痛い!!!次、次!次は〇カチュウ!』

「…コホン。ピッピカチュウ」

全員「「「「「「ぎゃははははっ!!!!!」」」」」」

『ちょっ…棒読み!!!!お腹痛い!息できない!!!!』

女子生徒「そんなピカチュウおらへん!!!あははっ!!!」

男子生徒「クオリティ低い!!!赤司最高!!!」


…心外だ。僕は真面目にやっているのに。
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