• テキストサイズ

猫王子と犬平民

第12章 猫王子と体育祭


『ちょ、春!アンタ何言って…』

春「だってさっき俺らに言ったじゃん。なぁ、赤司」

父「ほぉ。春君の言ってる事は本当なのか?赤司君」


ちょっと待て、さすがに僕でも両親に言うつもりはなかったぞ。新城の奴、どうにかして邪魔するつもりだな。


「…本当です」

父「…はどうなんだ?」

「僕はフラれました。ですが必ず振り向かせてみせます」

母「まぁ♡」

『まぁ♡じゃねぇよ!ちょ、お母さん!お父さん止めてよ!つーか赤司も答えなくていいって!』

父「は黙ってなさい。赤司君」

「はい」

父「は大事な可愛い一人娘だ。愛する娘をどこの馬かも知れん男にやるつもりはない。しかし…は手強いだろう」

「…はい」

父「ははっ!もしの気持ちを動かす事が出来ればまたおいで。今日は友人としてもてなそう」

「…ありがとうございます」

『ねぇ、そういう話って普通あたしがいないトコでやるんじゃないの?つーかお父さんには関係ないし!!』


少なくとも父親に嫌われたわけではなさそうだ。後は、僕次第。


『ねぇ、華麗にスルーすんのやめてくんない?ねぇ』


の母親の料理はおいしかった。それからはの父親、母親、そして友人たちと会話をしながら、久しぶりに賑やかな昼食を取った。
/ 348ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp