• テキストサイズ

BAD END 【おそ松さん】

第3章 *the second world




プレゼントはマネージャーに託してそのまま練習に移る。

音楽が流れる。
その音に合わせて、歌を口ずさむ。
ダンス自体はそんなに激しくない。

でも3人で合わせようとすると、やっぱり難しい。

「はいっ!通し終了〜」

一曲を通し終えて休憩に入る。

「ほい、水」

「ありがとー」

飛んできたペットボトルを受け取る。

「ごめんちょっとスマホ確認していい?」

「どーぞどーぞ」

ポケットからスマホを取り出して画面を開く。

通知が来てないか、確認。

案の定おそ松くんから連絡が来ていた。
そのまま開くと、メンバーからヤジが飛んでくる。

「何〜?彼氏?」

「へっ!?なんで?」

驚いて顔を上げるとニヤニヤした顔の2人。

「スマホ見てからスッゲーニヤニヤしてたもん、凛」

いや、2人も十分ニヤニヤしてると思うけどね…

「いいねぇ、お熱くて〜」

「はいはい!もう返したから練習、練習!」

「「えー、もうちょいー」」

…や、えーって…

「凛は相手のどこが好きなの?」

「あー、それ、あたしも聞きたい!あの人の顔だって、まー人並みだよね?」

ひ、人の彼氏になんてことを…

「…まあ、私達俳優さんとかと接点あるからね。そう見えちゃうのは否めないけどさ、んー…強いて言うなら優しいところかな」

あと、私に向けてくれるあの笑顔とか、長男故の包容力っていうかね。それに、夜に私を求めてくれる時の顔っていうか、雰囲気も好き。

ていうか、まあ、際限なく出てくるんですけどね。

「ありきたり〜」

「うるさいでーす」

みんなで顔を見合わせて笑う。


/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp