• テキストサイズ

誰も知らない。【気象系BL】

第3章 嫉妬 × Purple。


それから
収録をストップさせることはしなかった


別に機嫌が治ったわけでも
良い人キャンペーンに乗り換えたわけでもないけど
アイツと目が合うと
ニコッと笑ってくれたから


嬉しかったから


あぁ、やっぱり俺
ちょっとだけ機嫌良くなってんじゃん。






「お疲れ様でしたー!」

撮影終了の合図と共に
むねがニノに駆け寄る。


なんだよ
ナイショ話なんかしちゃってさ。




「お疲れ」




早く帰ろう、と早足でスタジオを出ようとした時
衣装の裾をグッと引っ張られた。


振り返ると誰もいない。

「ねー、ねー。 じゅんくん。」

視線を落とした先に居たのはむねで。


「何?」


俺はその場にしゃがみこんで
むねと目線を合わせる。

俺にもナイショ話をしようとしてるから
耳を傾けてやった。




「じゅんくんはだれがいちばんしゅきでしゅか?」


「は?」


「おちえてくだたい♪」


「え、と…」





「にのみやくん?」




へ…?
/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp