第2章 センテッドゼウニウム
「蒼野風華です、以上。で、何の用?」
「テニス部の「嫌だ」話し聞けや」
「どーせマネしてくれとかでしょう?断る」
「あーん、どうしてだ」
「私もう、女子テニに入ったもん」
「え、そうなん」
「おい、聞いてねーぞ」
「言ってないもん」
「……」
「今すぐ辞めて、男子テニス部の「だから、やだって」最後まで言わせろ」
「ほんま、あの子凄いわ…」
「確かに…あの跡部をあんなふうに返すなんて…」
1年2人「「……(蒼野/さん。凄い/凄すぎる)」」
「てか、マネしたい奴なんて死ぬほどいるでしょう」
「やーそれがな、ミーハーばっかなんだよね…」
「顔狙いか、このイケメンども」
「「(いや、あんたも十分、美人だよ)」」
「(こいつ、無自覚だからな)」
「で、マネは、他あたって。私は帰る」
っと言って扉の方へ歩き出す。
「じゃぁ、バイバイ」
と部室から出て行った。
「いいんか、跡部?」
「あぁ、構わね−。明日また行けばいい」