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僕の視線の先に

第2章 新緑




大学行って、知らない人だらけで
そんな中で、
漫画描けるだろうか。



ケイタもいない。





ケイタは、東京の大学を受ける。
東京に行き、バスケを続けたいらしい。






「東京か…。」





ケイタにも、誘われた。




「こっちにお前を置いて行くのは、心配だからなぁ。」




本当に、勘違いされるよ、
そんな事聞かれたら。




言われた事思い出して
思わず、笑ってしまった。





「部活に顔出すか。」





3年になれば、特に出なくても
いいんだが、何せ部員が少ない。
顔出すだけでも、後輩達は
嬉しいらしい。
部員が少ない、ってのも
理由の一つだけど…






「あ!ユウスケ先輩!」



「チワッス!脚本どんな感じっすか?」



「新入部員希望ありました?」







僕は、部活してるフリして
漫画が描けると思ったんだ。
だけど、意外に楽しい。




「脚本は出来てるよ。」





僕は、演劇部の部長になってた。
3年は、僕だけだから。
2年が、行動力ある奴らだから
何とか、やって行けてるが。
漫画を描く勉強にもなるから
脚本を担当してる。


暇な部活と思い、
フラリと立ち寄り、
その時の先輩に引っ張られ
やる気満々の後輩に持ち上げられ
今も、僕は、この演劇部にいる。













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