第13章 ♤キズを癒やす手（牛島若利）番外編

「姫凪何をしている？」

『若利さん！！』

姫凪ちゃんが着替えを終えて
帰って来た若利くんに駆け寄る

ん？そう言えば
あまりにシレッとしてて
スルーしそうだったけど

「ねーねー！名前で呼び合ってたっけー？」

『え？あぁ…3年生の皆さんが
名前で呼び合ってるのが羨ましくて……』

姫凪ちゃんの言葉に

「俺も白布や天童が名前で
呼んでるのが………」

若利くんが照れくさそうに答える

あー…羨ましかったのねェ？

『心が通じてる…って
感じで嬉しいです……』

「そうだな」

ん！？え！？！
いつの間にか二人の世界だし！！
バカップル…！？

そんな事より手がなに？！

聞き出したかったのに
もうバカップルモード全開で
俺ドシャットだし！！