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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第2章 ◎俺の素顔(忍足侑士)完結


繋いだ手が微かに震えている
顔は見んでも解る
どうせ泣きそうな顔してるんやろ?
泣きたいんは俺の方や…

『侑士さん…あの…』

俺の背中に姫凪の
声が響く

「なぁ…俺、待つって言うたよな?
何でそんなにビクビクすんの?」

『違うんです…ゴメンナサイ』

姫凪は俯いたまま
それ以外何も言わない
違う?何が?震えてるやん
ゴメン?何に対して?

「俺…ヤッパリ姫凪の
気持ちわからへんわ…
俺の事なんか姫凪は
好きやなかったんやろ?」

『違います!!』

「じゃぁ、何でやねん…誘ってもアカン…
待つ言うてもアカン…
俺はどうしたらエェねん?」

俺は姫凪を見た

『…駄目じゃないです…
私…大丈夫です…だから』

姫凪が俺を見上げた

「大丈夫な顔ちゃうやん」

無理してんの

『平気です…』

「もうエェよ…」

バレバレやっちゅーねん

『侑士さん…』

「無理に姫凪抱いても意味ないねん!」

何でやねん…何で俺に
向き合ってくれへんの?

『ゴメンなさい…』

姫凪の声は消えそうに
小さくなっていく
あかん…このままやったら
ホンマにやばい…俺も
姫凪も苦しいだけや
…俺らには少し冷静になる
時間と距離が居るんかもしらん
仕方ない…

「姫凪…俺ら
暫く離れようか?」

俺の言葉に姫凪は
悲しそうな顔をした

『別れる…って事ですか?』

「違うよ。距離置くんや…
このまま近くに居ったら
姫凪もキツいやろ?」

『離れても嫌いに
なったりしないでくれますか?』

姫凪が俺の手に
そっと触れる

「あたりまえやん…大好きや…」

俺は、姫凪を
キツク抱きしめた
俺らは少しの間距離を
置くことにした
姫凪…俺の気持ちは
変わらんよ?
だから少しずつでエェから
俺を見て?俺は待ってるから
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