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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第9章 解けない魔法(東堂尽八)完結


「何黙ってるの!?何とか言いなさいよ」

リーダーの子があたしを思い切り突き飛ばした
背中に痛みを感じる
壁にカナリ強くぶつかったみたい

「そんなに男の人が好きなんだったら
紹介ついでにお金儲けも
させてあげましょうか?」

「もうしてたりして?
色仕掛け得意ですもんね」

『あたしはそんなんじゃ!!』

ここまで言われては黙ってられない
言い返そうとしたあたしを

「東堂様だけじゃなく
真波君にまで言い寄るなんて
そんなんじゃなかったら何なの?」

「チョット位可愛いからって
調子にのらないでよね!」 

もう一度肩を押され
今度は地面にお尻をつく
手を付いたところにちょうど尖った
石でもあったのか痛みが走る
手の平をみると
深めに切れて血がポタポタと垂れる

「罰でも当たったんじゃない?」

「顔じゃなくてよかったわね?」

「コレに懲りたらあんまり調子に
乗らないことね?でないと
今度は色仕掛けも出来ない傷とか
作っちゃうかもよ?」

ケタケタと高笑いをして
彼女達は去っていった

『制服汚れちゃった……じゃん…(笑)』

涙を押し込めて必死に作り笑いを
浮かべてスカートについた砂をはらう
あ……血が出てる方の手も
使っちゃった……

コレも罰なのかな?
抜け駆けする気なんかなかったけど
どこか浮かれて調子に乗ってたのかな…

『ダメダメじゃん……』

ポタリと涙が落ちた
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