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人間と妖怪の恋物語

第8章 強くなりたい。


「犬夜叉と弥勒様遅いなぁ〜」


部屋の外でかごめが言った。


「…何かあったんだろうか。」

珊瑚は、勢いよく部屋の襖を開けた。


「え…珊瑚ちゃん?!」


スパン!!!!


「?!?」

部屋の中にでは姫が石化二人を手で撫でていた。

「犬夜叉!!弥勒様!!」


「誰だ。」

姫は振り返った?


「りん、下がってろ。」

「は、はい。」

珊瑚がりんを後ろに隠した。


「あんたこ誰よ!!犬夜叉たちに何をしたの!!!」


すると姫はふわっと飛び、上座の上に立った。


「我が名は、玉藻御前。この者たちの魂は私が貰った。」


ザシュ!!

玉藻御前は手を差し出すと、海藻の束がかごめ達を襲った。



「飛来骨!!」


ザンッ!ザンッ!


珊瑚が海藻を打ち砕いていく。


「…えいっ!!」

バシッ!

かごめも次々出てくる海藻目掛けて矢を放っ
た。


「珊瑚さまもかごめさまもすごい…!」


りんは2人の戦いに感動した。


「りん!身を乗り出すでない!」

「邪見さま、私達も何かしなきゃ!」

「ええい!お前が出て行ったら足手まといだ!」



じゃあ、あの石化をどうにか解く方法を探さなきゃ…


りんは屋敷の石化された人間達を思い出した。


「そういえば…」


石化されていたのは、みんな男だった。

今も、こうしてかごめと珊瑚のことも石化すれば早いのに、一向にしようとしていない。


「きゃあ!!」


「かごめさま?!」
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