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人間と妖怪の恋物語
第8章 強くなりたい。
「りんちゃん、準備出来た?」
「はい、かごめさま!」
りんは、いつもの殺生丸に貰った着物ではなく、楓から借りた巫女の服に身を包んだ。
長い髪をひとつに束ねて、矢を背負った。
「おら、とっとと行くぞ。」
犬夜叉、弥勒、珊瑚は既に外に出ている。
「気をつけるのだぞ、りん。」
「はい、行ってきます。楓さま。」
楓に見送られて、りんは阿吽にまたがり飛び立った。
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