第3章 こいごころ
その夜、楓の家でみんな集まってご飯を食べた。
「かごめちゃんが戻ってきてくれてよかったね!」
珊瑚が双子の子供にご飯を食べさせながら言った。
「本当です。毎日のように井戸を覗き込んでいる犬夜叉が不憫でなりませんでした。」
弥勒は犬夜叉の顔をニヤニヤ見ながら言った。
「うっせーな!!毎日じゃねーよ!!」
「3日に一度じゃ!!」
ボカン!!!
犬夜叉が七宝の頭にゲンコツをした。
「ふふふっ」
そんなやり取りをみてりんは笑った。
「ありがとうみんな。ごめんね、犬夜叉。寂しい思いさせて。」
「けっ!誰が寂しいだよっ!」
「何よ!寂しかったでいいじゃない!!」
「三年前と変わりませんね。お二人は。」
弥勒が昔を思い出すように言った。