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人間と妖怪の恋物語
第17章 小さな光
「邪見様!お待ちくださいっ!」
「離せ!りんを探しに行かねば!!殺生丸様に殺されるー!!」
邪見は涙目で止める葉月を押し切り、屋敷を出ようとした。
ドオンッ!!!
スタッ…
「せ、殺生丸様っ……」
「…りんはどうした。」
殺生丸の視線に、邪見は凍りついた。
「…それが、部屋に行ったらお姿がありませんでした…」
固まる邪見に変わり、葉月が答えた。
「….…」
殺生丸はすぐに飛び立った。
「あ、殺生丸様ー?!」
(どういう事だ。りんの匂いが全くしない…)
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