第14章 あなたとの未来を。
「ぁぁっ…ぁんっ!…やぁっ…!」
夜も深くなった頃、殺生丸の部屋からりんの甘い声が聴こえてくる。
「ぁぁっ……も、う…ぁっ!だめっ…ぁぁぁぁぁっん!!!」
今夜もまた、りんの中へと熱い想いを解き放った。
そっと、りんに布団をかけてやった。
りんはいつも事が終わると、気絶したかのように眠りにつく。
りんを前にすると、自分の欲情を抑えきれなくなってしまう。
暫くりんの寝顔を眺めていると、殺生丸の目つきが変わった。
りんを起こさないよう静かに立ち上がると、襖を開けて縁側に出た。