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人間と妖怪の恋物語
第11章 大好き
「ねぇ殺生丸さま、何処に向かってるの?」
村を出てから、ずっと上空を飛んでいる。
それに、邪見もいない。
何も言わない殺生丸に、りんはついに聞いた。
「…時期に着く。」
雲の中に、うっすらと屋敷が見えてきた。
大きな門の前に、殺生丸は止まった。
「うわぁ…大きな門。」
りんは門を見上げた。
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