第17章 ついに覚醒…
リビングの2階
リヒターとコーデリア「「はははは…/ふふふ…」」
レ「これは、これは叔父上の客人が来ていると聞きましたが、まさかあなたとは…」
コ「久しぶりね、レイジ。その堅苦しさがなければ、出会ったころのカールに似てたのに…」
レ「軽々しく父上の名を出さないで頂きたい。実に不愉快です」
コ「んふふ…そんな所に居ないでこちらにいらっしゃいよ」
レ「相変わらず、何かを企まずにはいられないようですね」
コ「レイジ…私はね、生きている限りずっと輝き続けていたいの。私が何よりも嫌いなものを教えてあげる…退屈よ。永遠の命を持つ私たちにとって退屈は何より辛いわ…そう思わない?」
レ「そうですね…確かに貴方には退屈は似合わない。死の方がお似合いですよ」
コ「ここへ座らない?もっと話がしたいわ…あら?警戒してるの?そういうところ、ベアトリクスにそっくり…感情を悟られぬよう押し殺して…結局家惨めに最後を遂げたのよね」
レイジの口が僅かに悔しそうに動いた
コ「あら、気に触ったかしら?貴方は長男のシュウほど愛されていないようだったから」
コーデリアがレイジにキスをしてきた。
レ「叔父上はいいのですか?」
コ「あの人は私に異議を唱えることはないの…男としての貴方に興味が湧いてきたわ」
ラ「ねーねー僕も混ぜてよ!!次会うときは地獄だと思ってたのに」
コ「あら、ライト久しぶりね…期待に添えなくてごめんなさいね」
ラ「いいや、期待以上だよ…んふっ」
コ「私のカナリア!!また、私を楽しませてカナト」
カ「かあ様、なんで…」
ス「ゴチャゴチャうるせーんだよ!!とっとと出て行けここにテメーらの場所はねぇよ!!」
リ「威勢だけは良いな…スバル!!母親ひとり守れなかったくせに」
ス「うるせー」
スバルはジャンプしリヒターに殴りかかった
リ「お前達の力で私に適うはずがないだろう」
シュ「威勢がいいのは、そっちだろ…」
リ「どういうことだ?シュウ」
シュ「あんたは当主のカールハインツに遠く及ばない」
コ「何なの!!このつまらない余興…早くこれで終わらせましょう」
コーデリアが渡したのはスバルの銀のナイフだった
リ「この約束は交換条件になかった。私がお前を利用していたんだ」