第16章 復活?
湖
ユ(コ)「んふっ…どうするのアヤト?」
ア「俺は…泳ぐのが苦手だった」
ユ(コ)「そうだったわね…でも、私のお陰でうまくなったわ」
ア「今度は、あんたの番だ…」
ユ(コ)「あははっ…知ってるでしょ?私が泳ぎが得意なこと」
アヤトは、中身は母親。身体はユイのままのコーデリアを湖にゆっくりと突き落とした。
ドボンッ
ユ(コ)「!!この子…泳げないの…!?」
湖の水面が波紋し、アヤトは冷たい目でそれを見る
ア「消えろ」
と言い残し、その場を立ち去ろうとしたら声が聞こえた
ユ「アヤト…くん…」
湖に目をやると手が伸びていた
ア「あっ…」
ユ「どうして湖に?それにこのドレス…ねぇ、アヤトくん…!!」
ア「あ…」
アヤトはユイの方向に体を向けた
ユ「アヤトくん…?」
ア「うるせぇ…黙ってろ俺の身体があり得ねぇくらい渇いてる…お前の血が欲しい…」カプッ
ユ「うぅっ…」
ユイの体を抱き寄せるアヤト
ア「スゲー…今までとは比べ物になんねーくらいみなぎってくる」
と言い、唇を離しもう1度吸血する。ユイの体を押し倒しまた、繰り返し吸血をする
ア「こんなの初めてだ…この血があれば俺は…!」
ユ「やめて…」
ア「やめられるかよ…こんなに甘い血…お前はオレ様のもんだ…この血も、心臓も、肉体も、心もすべてな…」
その言葉聞いた瞬間ユイは、恐怖に支配された
ア「一生オレだけに血を捧げろ…」
ユイに口づけをしようとするアヤトだが、何者かの声に止められやめる
ラ「ふ〜ん…なるほどね、ようやく合点がいったよ」
カ「おかしいと思ってたんです。最近のユイさんの血の香りはほんの少し嗅いだだけでも、狂いそうなほど甘くて…テディ…我慢するの大変だったよね…?」
ラ「その血を飲んだら、さぞかし満たされるんだろ〜な〜
想像するだけで興奮してくるよ」
ユイは、カナトとライトの言葉を聞き恐怖し、森の中へ走り去って行った。
追いかけようとした、カナトとライトだがそこを通さず様にアヤトが目の前に立ちふさがった
ラ「独り占めはいけないな〜アヤトくん」
カ「僕達だって味わいたいんですよ」
ア「うっせぇ、知るかっ!!」
森の中を慣れないドレスを着てはしるユイ。自分の部屋に着きタンスから貰った銀のナイフを手に取る