第12章 最終日
私は、この1週間みんなに血を求められたけど全て断った。ただ2人を除いて…ライトさんは、命令だからしょうがないけど…何故かシュウさんだけは、受け入れてしまう…
ラ「さぁ〜リボンちゃ〜ん最終日だけど約束守ってる〜?」
貴『ま…守ってますよ…』
ホントは、守ってないけど…嘘を言ってみる。でも、この人が気づいてないわけない…
ラ「そっか〜最終日も頑張ってね〜」
貴『今日も頑張ります』
学校
今日は、音楽室に行かず屋上に行くことにした。そこには、スバル君がいた。
ス「あんたか…何しに来た」
貴『授業つまんないから、風にあたりに来たんです』
ス「なんで、最近俺らに吸血されない?」
貴『貧血気味で血の味が薄いから』
自分でもこんな嘘がよくペラペラと出てくるなと感心していた
ス「でも、ライトとかには吸わせてるよな…」
貴『しつこいし、変態行動してくるから…』
ス「ふーん」
貴『そっ…そんなことより勉強大丈夫なの?』
ス「それは、聞くなよ…」
貴『わかんないんだったら、教えてあげよっか?』
ス「勉強なんていらねーだろ」
貴『じゃあ…私もちゃんと授業出るからスバル君も出て、ちゃんと単位とろ!!』
ス「あんたが出たかわかんねーのに…」
貴『じゃあ、私が授業に出た時は、この場所に必ず来る+授業中の教科の写真を撮ってスバルくんに送るこれでどう?もちろん、スバルくんもこれをやること!!』
ス「まぁ、それなら」
貴『じゃあ、約束ね!!』
私は、スバル君の前に小指を出して指切りをした。彼の顔は若干赤らめていた。
貴『じゃあ、帰ろっか』
ス「あぁ…」
屋敷
ラ「はぁ〜い♡リボンちゃんお疲れ様♡命令守ってくれてありがとう」
貴(良かった…バレてない?)
ラ「リボンは返すね」
貴『ありがとうございます』
ラ「でも〜ホントは約束破ったよね?だから〜ばらしま〜す」
今まで聞いたことないような低い声で私に問いかける
貴『でも、みんな知ってると思いますよ』
また、嘘をついてみる。
ラ「嘘は〜ダメだよ」
貴『バラして何かいいことあるんですか?ライトさんが損するだけでしょ?』
多分、正論を言ったはず