第3章 休日 『何しようかな…?』
貴『シュウさん…もういいでしょっ…』
シュ「嫌だ…まだ、離したくない…」
ア「おいっ!!シュウッ!!何してんだっ!!」
アヤトさんが扉を開けて私の腕を引っ張った
シュ「うるさい…アヤトみて分からなかったのか…?」
ア「おいっ!!眼帯っ!!お前も黙ってシュウに吸われてんじゃねーよッ!!」
貴『わっ私のせいですか?』
シュ「アヤトまだ、コイツのこと吸ってないんだろ…?くくっ、わかりやすいヤツ」
ア「うるせー!!眼帯ッ!!お前にオレ様の牙が1番だってこと教えてやるッ!!」カプッ
貴『いっ…痛いっ!』
ア「なんだこれ…スゲーうまい…」
私は、めまいがしてシュウさんのいる後ろの方によろめいた
貴『ごっ…ごめんなさい…めまいがして…』
シュ「はぁーめんどくさいけどアヤト。コイツは、お前より俺がいいみたいだな…」
貴『私は…そんなつもりじゃ…』
ア「いや絶対、オレ様の方が良いに決まってる!!」
私は、意識がもうろうとした中、髪を結んだ
貴『オレ様。でかい声出すな。うるさい…私、お風呂入りたいから出てって…』
私は2人を浴室から追い出した
30分後
お風呂から出た私は、自室に向かった。これ以上秘密がバレないためにもリボンを付けて…だが休みの日に3人にも吸われて体力の無くなっていた私の体は廊下で倒れた…
次の日の朝、起きたら同じ天井を目にしていた。
(一体、誰が運んでくれたんだ…?)
昨夜
スバルside
窓辺に座り込み月をみて、目線を外したらアイツが廊下でアイツが倒れていた。オレはアイツの元に駆けつけ、体を揺さぶってみたが
いっこうに、目を覚まさない。それどころか逆に唸させている。
首すじに目をやると3ヶ所赤くなっていた。
(めんどくせーけど運ぶか…)
オレは、レイをお姫様抱っこをしてコイツの部屋に向かった。そして、ベッドにレイを降ろし自分の部屋に向かおうとしたら服を引っ張られた。
貴『お母様行かないでください…ずっと、一緒にいてください…』
ス「おいっ!?どうすればいいんだっ!?」
(涙、流してるし…)
何となく、オレはレイの傍を離れる事ができなかった…
ただ、傍に居たくてレイが落ち着くまで隣にいた。回復したら吸血するつもりだったけどやめた。