第22章 新たなる始まり
逆巻のバラ園
ユ「はぁっ…全然眠れない…」
貴『姉さん?』
ユ「レイも眠れないの?」
貴『いや、昨日のことが気になって…』
ユ「やっぱり、気になるよね…」
?「イヴ…」
昨日と同じ声がし振り向くと誰も居なかった。どこを向いてもいない…
バラの花が一輪落ちていた。その足音がした方に体を向けるといなかったが、後ろから…
?2「みぃーつけた」
ユ「だ…だれ!?」
?2「おはようっ!!エム猫ちゃんっ!!」
逃げようとするが、退路を絶たれてしまっている
ドンッ
?3「逃げんなよ〜雌豚」
?4「君…オレと同じ匂いがする…もちろん、そこに立ってる君もね…」
ユ「いやっ!!レイ!!」
貴(走りながらでも、考えろ!!あの声は昨日の夢…に出てきた。今も声がしたけど、あの3人の誰でもない…どこにいるんだ…)
逆巻の屋敷に向かう階段のところに人影が見える
?「イヴ、迎えに来た」
ユ「ぇっ!?」
貴『イヴ=姉さんってわけね…』
ユ「どういうこと!?」
?「そういうことだ…お前は、関係ないが一緒に来てもらう」
貴『ヤダ、自分も助けて姉さんも助けて、逆巻の家に戻る』
?「戻る?いつからあの家は、お前らの帰る場所になったんだ」
手を引かれ、視界が暗くなった…