第6章 運命の決勝リーグ
ハーフタイム
桜木:ゴリ!もう足は大丈夫なのか?痛くねーのか?
赤木:……痛くねぇ
桜木:(強がってるんじゃねーの?💧)
李咲:あ、彩子さん…先輩の足は…
彩子:(左右に首を振る)ドクターストップがかかるレベルよ…
李咲:そんな!じゃぁ試合なんて…
彩子:分かってる…でも止められなかった…あんな先輩初めてみたわ。
李咲:彩子さん…
彩子:それにしても同点なんて凄いじゃない!
李咲:桜木くんの頑張りと楓のシュートで…
赤木:後半も行くぞ!!絶対勝ーーーーつ!!
【おっしゃーーー!!】
後半も海南の勢いは止まる事なく湘北も痛みを堪える赤木や流川の動きでなんとか食らい付くが残り2分半ほどで前半飛ばし過ぎた流川が体力切れで交代。
李咲:楓…大丈夫?
流川:ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…くそっ…
李咲:(悔しい…よね…)
それからお互い譲らない試合となり
点差は4点と6点の間を往き来しつつ時間だけが減っていく。
彩子:84-88…4点がなんて遠いの…
李咲:残り2分だよーー!!苦しいけどどんどん攻めてー!
そんな中、赤木が三井にパスを出すが三井が疲労でパスに気づかずにキャッチミスをした。それを木暮がボールを清田に当て、湘北ボールにする…
李咲:三井さん…みんなもう…
彩子:李咲ちゃん…
李咲:(ダメ…泣いちゃダメ…でも…止まんない…ポロポロ…)