第6章 運命の決勝リーグ
桜木が疲れてミスした三井にチョップをする。
李咲:さ、桜木くん!?
三井:いってーだろ!!桜木何しやがる!!
桜木:おぉーまだ元気じゃねーか(ニヤ)根性みせろよ…ミッチー…
今度は仕返しとばかりに桜木が三井にチョップを食らう。
三井:なめんなよ!俺は"最後まであきらめない男"三井だ!!
李咲:三井さん…(頑張って!)
その後も試合は進み残り30秒を切った。
彩子:残り30秒よーー!!
三井がパスからリバウンド目当てで強引にシュート。リバウンドは海南側に取られるも、それを宮城が上に弾きそのボールを桜木がキャッチ。そしてシュートフェイントを入れ海南の選手を交わし、ブロックにきた牧をもろともせずシュートを決め88-90。
李咲:ヒクッ…ヒクッ…あと2点…
彩子:残り19秒…
さっきの牧のブロックでもらったバスケットカウントで桜木がフリースローをするも外れ赤木がリバウンドを取り三井にパス。そして三井が3Pシュートし清田がジャンプ…
彩子:三井先輩の3P!!
李咲:(あの人…!!)
三井が入ったと確信し拳を上げるも入らずリバウンド。牧が取るかと思いきや桜木が空中で弾きそれを桜木がキャッチし赤木にパス!!
【( ゚д゚)ハッ!!】
桜木:あ"ぁーーーーーー!!
したはずだったが赤木に似た海南の選手にパスしてしまい…
【ピピィーーーーーーー!!】
李咲:うぅ……ヒクッ…ヒクッ…
彩子:終わった…のね…(ポロポロ)
決まっていたはずの三井の3Pシュートは…
清田:フッ…危なかったぜ(ニヤ)
三井:お前触ってたのか!!
清田:爪だけな…
桜木:…………
木暮:桜木…
李咲:桜木…くん…
彩子:桜木花道…
赤木:整列だ…
桜木はぐちゃぐちゃになるほど男泣きをしていた。
こうして決勝リーグ初戦の海南大との試合は88-90で湘北は黒星スタートとなった。
だが今までの湘北では想像も出来ないほどの好成績と最高の試合をしたのだった。