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【 銀魂 】徒然なる日々なれど…

第13章 人の部屋に入る時は必ずノックをしましょう




『あ、土方さん!』


土方「ま、そういう事だ。お前も奪われる覚悟しとけよ。」


何も言わずその場から離れようとした土方さんに声をかけると、彼は振り返ってその言葉だけを残して再び足を動かし行ってしまった。

土方さんが行ってしまったと思えばバタバタと階段を降りる音が聞こえ、目の前には物凄い剣幕で私を見つめる銀さんが。

そして銀さんは手をサッと上げたと思えばさっき土方さんの唇があたった所にその手を当て、凄まじいスピードで擦り始めた。


『ぎ、銀さん、あ、熱い!いたっ!あつっ!!』


頬と手の間で摩擦が起こり、あまりの早さと地味に強い力で熱さと痛みが私の頬を襲う。
そんな私の抵抗も虚しく必死で擦り続ける銀さん。

そして今度は手の動きをぴたりと止め外にも関わらず抱きしめられてしまった。


『ちょ、ちょちょっ銀さんここ、外っ…』


もちろん道行く人達は驚いたり、興味深さに私達に歩きながらでも視線を向けた。


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