• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第15章 マジメに楽しく


相葉視点

 スタッフが翔ちゃんの方をずっと見ている。


(この人 新人かな?)


「いつもの事だから、心配ないよ?」
声をかけるとスタッフが俺の方を向く。

O「翔くんは記録魔だから…」
 大ちゃんも話に入ってきた。


スタッフ「呼んだ方が…」
 それでもスタッフは翔ちゃんを見てる。


「おわったら 来るよ?」

N「終わるかねぇ…」
 ニノがボヤく。


翔ちゃんをみる。

「あぁ まだ ちょっと終わってないです」


M「乗り込むのは、向こうから?こっちから?」
 潤ちゃんがヘリの扉を指さす。


(あぁ 潤ちゃん一人仕事させてる…)


スタッフ「こちら側からです!」
 即答するスタッフ。

M「じゃ…」
 顎に手を持って行く潤ちゃん。

(そろそろ 俺たちもミーティングに参加しないと…)


浜地「二宮さん 後ろの真ん中がイイみたいですよ」
 浜ちゃんが帰って来た。

N「じゃ俺 後ろの真ん中!!」
 ニノが声を張って潤ちゃんの方に近づく。

「じゃ 俺も後ろがいい」(後ろの方が窓が大きいから外が見える!!)


M「いきなり 入って来るねぇ」
 苦笑する潤ちゃん。


N「席順決めてるんでしょ?」
 ヘリの中を覗き込むニノ。

M「そうだけど…」
 潤ちゃんがカズの方に近づいて行く。



「大ちゃんは前?後ろ?」


O「おいらはどこでもいい…」
 ユラユラ揺れている大ちゃん。


(翔ちゃんと並べないなら どこでも良いって事?

 今日は結構素直だね…)



N「じゃ俺の前がリーダーになるね」
 カズが、思いっきりはっきり言う。

O「なんで、ニノが決めるんだよ!」
 ムッとした顔の大ちゃん。


(わー やっぱり 素直だぁ)


N「バランス的にかな?」
 フフっと笑うニノ。


(なんの バランスなんだろう?)


スタッフ「じゃ、奥から 櫻井さん。二宮さん。相葉さん」
 機体の中を指さして確認し始める。


S「私ですか?」
 翔ちゃんがカメラを持ったまま小走りで近づいてきた。


キョロキョロ周りを確認する翔ちゃん。


(ふふ 可愛い顔して…教えてあげる)
「座席決めてるの。翔ちゃんはニノの隣になったみたいだよ」


S「え?もう決まったの?」
 カズの方を向く。

N「早いモノ勝ちです」
 ニヤッと笑うニノ。
/ 513ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp