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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第10章 仲良くお仕事に行きましょう


相葉視点

廊下に出て潤ちゃんを見ていると「どうしたの?なんかあるの?」と近づいてきた。


「ううん。
 俺ね 今からニノの所行くけど、一緒に上行こうと思って!
(そうだ!)

 エレベーターの前でプチ集合ね!」

(早くニノの所行こう!!)
手を振ってニノの部屋に向かう。


部屋はストッパーが立ってて、開いていた。


(わーい!!)「にーのーちゃぁん♡」
扉を全開にしてニノを呼ぶ。


N「うるさいですよ!」
 中からニノの声がする。


「入っていい?」
声のトーンを落としてカズの許可を取る。


 返事がない。


(あれ…もしかして 無視…された)


「ココに居るの?」
バスルームの前に立つ。


N「部屋に居てもいいので、静かにしててくれますか?」
 バスルームの中から返事が来た。

(居ていいんだぁ🎵)
「はーい」


静かにバスルームの扉が開く。

N「う・る・さ・い!」 
 ニノが髭を剃りながら睨んできた。


「ごめん」(おこられた…)



N「潤くんは?」
 顎を触りながらニノが部屋に戻って来た。


「一緒に行こうって言ってあるよ?」


N「待たせてるんですか?」


「プチ集合って言ってある!」


N「もう!それ早く言えよ。急ぐよ!」
 テーブルに置いてある携帯とメガネケースを取る。



「今日の潤ちゃんは優しいから大丈夫だよ」
ニノの背中側から手を伸ばして、肩を触る。


(少しいつもより 気配も弱い…やっぱり疲れが出てるんだ…)



N「あ!ほら 待ってるよ!!」
 ニノの足が早まる。

(体は元気なんだ…じゃぁ 心?

 俺がちょっと落ちたから…引っ張っちゃったかなぁ…)



N「すみませんねぇ」
 潤ちゃんに声をかけるカズ。

M「いや 別に 気にしなくてもいいよ」
 ニコッと返事ををする潤ちゃん。


「ほら 今日の潤ちゃんは優しいから大丈夫だって言ったじゃん」
(ニノは心配性だなぁ)


いきなりドンっとわき腹に衝撃がきた。


「ぎゃ!」

目の前に星が飛ぶ
ろっ骨ギリギリの脇腹に広がるピンポイントの傷み。



(ぃたぁぁ~ああああいぃぃ)

口から内臓が出たかも…なくらい痛い



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