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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第18章 登場のシーン


相葉視点

S「何が引っかかるんだ?」
 翔ちゃんが腰に手を置いて潤ちゃんの前に立つ。

M「降りてからのタイムがねぇ」
 潤ちゃんが翔ちゃんの方を向く。


(あれ? 戻んないの?)

ステージの上で顔を見合わせるメンバーの輪に戻る。


M「結構 尺が短いから
  あれくらいのスピード感でいくか
  もうちょい前から ゆっくり降りて ゆっくり降りて
  そして、最後にラインになっていくのも…」
 潤ちゃんが丁寧に翔ちゃんに説明している。


(あー やぁっぱり
 翔ちゃんにちゃんと説明しているんだ…)


S「そしたら もうちょい 早く出ても よかった?」
 顎を上げ気味で潤ちゃんを見ている翔ちゃん。


 潤ちゃんが翔ちゃんを見つめる。


(言葉のお見合い中?)


N「撮っている
  映像で確認しながらの方が 詰めやすくない?」
 側に立つ密着のカメラを指差してニノが言う。


 翔ちゃんがポンと手を叩く。



M「映像!みんなで見るから用意して!!」
 潤ちゃんがスタッフに声をかける。

スタッフ「はい」
 スタッフが走り出す。


M「翔くん ブースに行こう!」
S「おぉ」
 潤ちゃんと翔ちゃんが駆け足でブースの方に向かう。


あちこちで ホッとした顔をするスタッフ達。


(あの二人の空気感を知らない人は、ビックリしちゃったかなぁ


 確かにちょっと 空気をピリつかす二人だけど あれはあれで仲良しなんだけど…

 兄と弟 言葉がキツくなっていくけど、喧嘩じゃないし…)



N「我々も いきますか」
 ニノが大ちゃんの背中を押しながら地面に降りる階段の方に動き出す。

「そうだね」
俺も二人の後ろに付いて ステージから降りて、スタッフブースに向かう。


 いつもの事だけど、大ちゃんと並ぶニノ。

 撮影スタッフ達が大移動している。


(まだ…心配してるのかぁ…)


本郷「あ!相葉さん すみません」
 日翅ちゃんが遠慮がちに近づいてきた。


「どうしたの?」
声を張らずに近づく。


本郷「松本さんが意見聞きたいって言ってます」


「松潤が?わかったすぐ行く」

スタッフブースにダッシュでいく。
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