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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第18章 登場のシーン


松本視点

 外にいる犬養が手を上げる。

(スタート!)
手を開けると 再び扉が開く。


「相葉くん! から降りて!右端ね!」
俺も降りて、機体の横にたつ。



A「はーい」
 スタスタ下りていく相葉くん。


「どんどん 下りて!」
手首を回して合図を出す。


 リーダーが降りて、ニノも降りる。
 相葉くんがコッチを見ている。


(あ!俺も並ばなきゃ!!)


翔さんがヘリから降りてきたから「ココで 整列!」と伝える。


 俺を見ている リーダーと相葉くん。


「間隔 詰めて行こっか?」
両手で間隔を狭めようと伝えてきた。

 ニノが頷く。

 翔くんがジェスチャーで向こう二人に伝える。


 スッと俺が思う一列に並ぶ。



(一列になってポーズ! ここで カメラの引き!)


パチンと指を鳴らして、一歩 歩き出す。



たくさんのスタッフが動き回っている横目に通路を歩く。


手を出すとマイクを手渡してきた。


「マイク貰う」
マイクを持って階段を上っていく。



裏からステージに出る。

「登場!」

メインステージに五人が立つ。


(よし 流れはこんなもんだな)


「犬養! タイム見せて」
大きな声で犬養を呼ぶ。

犬養「はい」
 ストップウォッチを握って走って来る犬養。




コンサートスタッフや 密着のカメラマンが集まって来る。


スタッフ「なにか 問題ですか?」

「んー
 ちょっと 用意している音源より長い…

 顔のアップのタイミングをズラせば…

 いや そうすると…」



川本「強がりと違う?」
 川本さんの声が聞こえる。

S「強がってないよ!全然平気だった」
 翔くんが頬を膨らましている。



(あれ あっちで密着インタビューしてる… 俺 無駄時間 作ってる?)


A「もう一度 歩いてみる?」
 相葉くんが声をかける。


 声の方を向くと、ふふっと笑っている相葉くん。


A「頭の中より 動いてみる方が早いよ?」



(そうだね
 ここで妥協したら、せっかくの映像と音楽がかわいそうだ)


「みんな ちょっといい?」



N「なに?」
 ニノが一番に反応する。


「さっきのヘリの立ち位置にもう一度行ってくんない?」


N「もう一度 歩く?」
 ニノが聞き返す。

「うん」
 頷く。
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