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Hauoli la hanau【気象系BL】

第3章 ずっと、君のそばに。



「ただいまー。」

ん?
あ、翔さん帰ってきた?

俺、何時間寝てたんだろ…。

朝8時ごろ?翔さんが家出てから
帰ってきたのが…、今7時か。
11時間も寝てたのか…。

いつも休みの日は同じくらい寝てるけど
それとこれとは話が違うからな…。

「おかえり」
そう言おうとして起きあがると…、

また悪化してる気がした。



「あれ?ニノ、起きてたの?」

首を横に振る。

「今起きた。」

「あー、ごめん。
 起こしちゃった?」

「ううん?大丈夫。」

いや、大丈夫じゃないけど。


翔さんがベッドの俺の隣に座る。

「熱…、あるよね。」

「うん。」

「本当に大丈夫?
 布団かけないで寝てたりしてなかった?」

…はい。してました。

朝起きて、休むって言って
その後寝るとき、
多分かけずに寝たんだと…。


「ちょっと待ってて。」

そのまま翔さんはどこかへ行ってしまった。


ぼーっとしながら待ってると、
体温計を握った翔さんが帰ってきた。

結構時間がかかったとこを見ると、
体温計がどっか行ってたのを
必死で探してたんだろう。


「熱、計ってみ?」

電源を入れて、脇に挟んで
また横になる。


「やっぱ顔色も悪いし…。」

起きあがってるのも辛いくらいだから、
よっぽど悪いんだとは自分でも思う。
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