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Hauoli la hanau【気象系BL】

第3章 ずっと、君のそばに。



「…ノ?
 ニノ?」


ん…?

あ、もう朝か…。


って、なんで翔さん?

ここ、俺んちじゃない!

…あ、そっか。

俺、翔さんち泊めてもらったんだった。


あー、まだ寝てたい…。

…けど、起きなきゃ…。


「翔さん、おはよ。」

って、起き上がってはみたけど。

「あー、頭痛いー。」

二日酔い。

「大丈夫?」

大丈夫…、

「じゃ、ない。」

起きあがってられなくて、
思わず身体を横に戻した。

「今日、休む?」

あ、そっか。
まだ今日金曜か…。

今日は大事な会議があるわけでもないし、
書類は全部まとめてきたから…。

「そうする。」

頭は痛いし怠いし熱っぽいし。

熱あるかな…。
そう思うくらい。

「俺、今日終わらせなきゃ
 いけない仕事あるから行ってくるけど、
 ゆっくり休んでていいから。」

そういってニッコリ笑うと、
「行ってきます」って言って行っちゃった。


翔さんのこの優しさなんだろな…。

俺が好きになっちゃったワケ。

二日酔いで頭痛くて休むって言っても
呆れないで気遣ってくれて。

俺って翔さんになにかできるのかな。

できてれば、いいな…。

そう思いながら、俺はまた眠りについた。
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