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Hauoli la hanau【気象系BL】

第3章 ずっと、君のそばに。


え?マジ?

俺、翔さんち行けるの?


…。(←ここまでしてもらえるとは
    思ってなかった)



なんとなくぼーっとした頭で
翔さんについてく俺。

最初は俺も知ってる駅だけど、
俺のいつも降りてる駅を過ぎると
ほとんど行ったことのない駅が続く。

会社の最寄り駅から6駅したところが
翔さんちの最寄り。


一度だけ来たことある翔さんちに、
二度目の訪問。

前は何で来たんだっけな…。

あっ、そういえば…。
(いつかの飲み会で酔いつぶれた俺を
 わざわざ連れてきてもらった)

そんなこんなで
記憶のないときにお邪魔したっきりだから
詳しい翔さんちまでは覚えてない。

だから…、
なんとなく初めてくる場所のような気がして
緊張気味。



「おじゃましまーす。」


あっ、そういえば、こんなトコだったかも。

なんとなーく、中は覚えてんだよね。

資料が乱雑に置かれたリビングとか、
グランドピアノが置いてある寝室とか、
(料理ができない翔さんだからか)
冷食率高めの冷凍庫とか。

本当は、見たことある場所だったから。



ここなら…、

言えそうな気がする。
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