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Hauoli la hanau【気象系BL】

第3章 ずっと、君のそばに。


「写真、見る?」


「いいの?」


「いいよー。

 多分翔ちゃんも
 知ってる人だと思うけど…。」

って言いながら
スマホのギャラリーアプリから
“恋人”の写真を探してる智くん。


俺の…、知ってる人?

うーん…、誰だろ。

智くんと俺の
共通の知人ってことでしょ?

しかも女の子。

いたっけ…?


「あ、そうそう。この人この人。」


そう言って出てきた
写真に写ってるのは…。


「お、男?」


しかも…、



「相葉?」




ソイツは紛れもなく
智くんと同じ営業部の相葉だった。


相葉と智くん。
確かに仲がよくてよく
飲みに行ったりしてるっていうのは
聞いたことあるけど、
そ、その…、

そーゆーカンケイ、だったのね。



「翔ちゃん、引いた?」


浮かない顔をしている俺に
智くんが言う。


「いや、そういうことじゃないけど。」

ここで否定しちゃったら
俺のニノへの気持ちは
どーなるんだって…。

って、俺はニノに恋してるの?


「ほら、翔ちゃん。
 これで俺にも言えるでしょ?」

智くんの勝ち誇ったような笑顔が
妖しく見えた…。
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