第2章 Frohe Weihnachten
はー。
「ね?わかったから!
わかったから、着ればいいんでしょ?
ミニスカサンタ。」
もう自暴自棄になりがら
ミニスカサンタをひったくるように
手に取り、そのまま
俺の寝室で着替えた。
で、遡ること3ページ使い、
ようやく今に戻ったわけだが。
「な、なんか可愛い…。」←リーダー
「もはや女子っすよ、女子。」←ニノ
「いいじゃん、雅紀。」←翔ちゃん
「違和感無いね。」←松潤
可愛くないし
俺は女子じゃないし
全然良くないし
違和感ありまくりだし。
着るんじゃなかった…。
みんなにはイジられまくるし
ましてや翔ちゃんには
本気(と書いて“マジ”と読む)で
ヤられそうになったし。
一応松潤が
「公衆の面前でそういう行為は
おやめくださーい。」
って言うから
その場では免れたけど。
「じゃ、後でね♡」
…どうやらみんなが帰った後
ヤるそうです。
と思っていると。
さっきからこっちを凝視してたニノが
不意に口を開いて…。
「相葉さんさ、さっきから
なんか違うなと思ってたんだけど。
黒いハイソックス、履いてよ。
ミニスカサンタセットについてたよね?」
そーゆー指摘ですか。
そういえば、黒ハイソックス、
あった気がするけど。
その前に、俺的に
ちょっと気になる所が…。