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As well be hanged for .....

第8章 閑話休題





「どうする?」
「どうします?」

夏の気持ちのいい朝。
空は青く、積乱雲は真っ白な綿あめのよう。

ハウスのウッドデッキに広げられたレジャーシートと、数多のクッション。
もちろん日が当らないよう、天蓋も準備されている。
その下にはこのハウスの主である、ウリエ・フェンベルグが鎮座している。

「何とかしろ。」
「あれ、なんとか出来そうに見えます?」
「…いや。」

そんな彼女をちょっと離れた柱の影から覗いている二人の人影。

片目を眼帯で隠している少年、彼女と契約を交わしている悪魔シエル・ファントムハイヴ。

高身長で執事服に身を包む男、シエル・ファントムハイヴの執事、悪魔セバスチャン・ミカエリス。

「あのマインドコントロールが、こんなに強力だなんて聞いていませんでした。」
「捕まった犯人は解き方を知らなかったなんてな…。」
「どんづまり。ですね。」
「だな。」


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