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voice【気象系BL】

第2章 復活♡LOVE



「次の舞台で主役もらえたんですよ!」


「最近仲良かった先輩がやめちゃって…。」


「来週から舞台あるんですけど、
 もし良かったら見にきません?」


毎回行くたびに
俺の話を聞いてくれたし、
たまに、舞台を
見に来てくれることもあった。


そんな、結構
親密なお付き合いをしているうちに、
なんとなく、大野さんに
友情ではない、何か
別の感情が芽生えてくるまで、
そう時間はかからなかった。


年上だけど、どこか頼りなさげな
大野さん。

でも、影で俺を支えてくれてるのも
大野さんだった。

もっと一緒にいたいと思えたのも…、
だからだったのかも。


そして、それが“恋”と気づいたのも、
大野さんのおかげだった。



大野さんにとっては、
何気なく言った一言だったの
かもしれない。

「俺、男でもイケるよ?」

大野さんは、俺が
「ふーん、そうなんだ。」
って受け流してくれるのを
望んでたのかもしれない。

でも、その言葉を聞いたとき、
なぜか、それが嬉しかった。


「じゃ、もし俺が大野さんのこと
 好きって言ったら?」

冗談めいた口調で、
でも本当の気持ちを乗せて
言ってみる。
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