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voice【気象系BL】

第1章 MUSIC


*Kazunari side*

時は巡り、翌朝──。


「ハックシュンッ!」

俺は自分のくしゃみで
目が覚めた。

(そんなバカな話あるかい! by 作者)


体が怠い。
寒気がする。


風邪、引いたな。


原因として、思い当たる節は…。

昨日、まともに髪も乾かさないまま、
薄い半袖のTシャツで
過ごしてたから、だと思う。

思い起こせば、最近風邪気味だったしな…。

ただでさえ寒いこの時期に。


そんな俺の異変に
いち早く気づいたのは、
雅紀だった。

「ん?
和、どした?」

そう言って起き上がると、
俺の額に手を当てる。

「熱、ありそうだね…。

どうする?今日学校行ける?」


「行…け、る。」

強がって言ってはみた物の、
行ける気はしない。

熱計ったらもっと具合悪くなりそうだから
計んないけど、今日は結構ありそうだし。

「和、やめときな?今日は。」

雅紀にやんわりと止められ、
そうすることにした。


姉ちゃんは極度に
寝起きが悪い。
あと1時間は起きないだろう。
で、俺はこんなんだから…。

「悪いんだけど、朝ご飯は
その辺の物で作っといて。」

「分かった。」

雅紀は部屋を出て、
下のリビングへ向かった。
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