• テキストサイズ

Bitter Sweet【気象系BL小説】

第6章 A×S【愛くるしい】







何度謝っても、足りない。

その分、今頃、
何度好きと言っても、足りない。


「好き、雅紀、好きだよ…。
ずっとずっと、ほんとにずっと…」

「うんっ…俺も、翔ちゃんが好き…
もう押さえらんないくらい好きだよ…。

だから、心配になっちゃっただけで…。」


雅紀の体をキツく抱き締めると、
雅紀の大切さが染み渡る。


…俺、こんなにも好きだったんだ。



ひさびさに見た、
雅紀の弱いところ。

守ってあげたいと、
そう思った。

それと同時に、
俺は大事に出来ていなかったと
後悔をしている。





「…ねぇ、翔ちゃん…」


コーヒーを飲み終わった雅紀が
俺を抱き寄せて、キスをする。


「うん?どうした?」


雅紀に微笑みかけると、
首筋に顔を埋められた。


「ふふ、どーしたの?」

「…甘えたくなっただけ。」

「…ふふ、うん。
たくさん甘えてよ。」


こんなボロボロになるまで、
俺のこと考えてくれてたんだ。

もっとたくさん、
頼ってよ。甘えてよ。


俺、ちゃんと雅紀のこと
考えるから。
/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp