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Bitter Sweet【気象系BL小説】

第3章 A×N【俺の愛のscale】







ずーっと正面玄関で待ってたけど
にのが来る気配はなくて。

もう帰ろう…って思ったら
メールの受信音。


『相葉くん、まだ?』



…ってことは、
もう帰ってるの?


…なんで教えてくれないんだよ。



道端の石ころを思いきり蹴った。

そしたら、ガードレールに
音を立てて当たった。



「…ただいま。」



…あれ?

声がしなくて、
不安になった。



「たーだーいーまー!」



さっきより五倍くらい大きな声で
言ってみたけど、返事はない。


…なんで………。



俺が呆然と立ち尽くしてると、
パタパタとスリッパの鳴る音。



「おかえり。相葉くん。」

「っ………にのぉ…」

「わっ」



ぎゅうっと力強くにのを
抱き締めた。

あぁ、あったかい。


さっきまでの嫌な気持ち、
全部消え去る。


それと同時に、
欲が出てきた。



「…にの、」

「ん?」

「…シよ?」

「あ、んぁ…っ」




靴箱に靴を入れず、
そのままにのを壁に押し付ける。

舌をいれると、
にのがずるずると落ちる。



上目遣い気味なその瞳。

あぁ、もう逃げられない。



今日は、楽しませてもらう。
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