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Bitter Sweet【気象系BL小説】

第3章 A×N【俺の愛のscale】







「あ、いばくん…や、はぁっ…」



いろんな角度からキスすると、
にのの瞳がとろんっとしてきた。

あぁ、もう…。



「もっと、欲しい…」


自分の唇をにのの唇に
押し付けるみたいにキスする。

もうキスって呼ばないかも。
それくらい雑で、切羽詰まってる。



ちゅ、ちゅって音を立ててやると、
にのの顔が赤くなる。

知ってるよ。
恥ずかしいんだよね。



「相葉、くん…っ、」

「ん?」

「もっと、ちょうだい…?」

「っ、…バカ。」



ぎゅっと抱き締めて、
舌が蕩けるようなキスをする。


ベッドライトが妖しく光ってる。

真っ暗な寝室には
丁度いい光度だと思う。



にのの舌がふわふわしてて、
とにかく甘くて。

無我夢中で貪ってたら、
にのが離れて。



「苦しっから、」

「ご、ごめん。」

「…ふふ。」

「なに笑ってんだよー。」

「…相葉くん、大好き。」



そう言って俺の腕を引っ張り、
俺を抱き締めた。


…あ、にのの心音。



「相葉くんが大好きだからね、
俺、今すっごいドキドキしてる。」

「…うん。」




好きなのは相葉くんだけだよ、
なんて、嬉しいことを言ってくれる。


俺も、にのだけが好きだよ。



にのを見上げると、
また舌を絡ませてきた。



「ふ、ぁ、…ふあ、」



合間に聞こえる吐息が
なんだかいじらしくて。





もっともっと。

俺の愛のスケールを
わからせてやるから。



ずーっと俺に溺れていろよ。
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