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Bitter Sweet【気象系BL小説】

第7章 S×N【Melt.】







筋肉が程よくついた腕を
ぎゅっと掴んで、
温もりが欲しくて震える唇を
無理に重ね合わせる。

唇が離れると、
お互いどうも恥ずかしく、
目を合わせられないでいる。


「…綺麗…」

「っぁ、」


散々、

敏感なところを弄られて、
焦らされて、蕩けさせられる。


「…んっ…ゃ、あっ…」

「っふふ、俺、5歳も年下の子と
こんなコトしてると思うと
興奮すんだけど笑」

「っ、変態っ…!」

「変態で結構でーす」


キスよりも先を、
体が望んでいる。

だから俺は、
翔さんに身を委ねた。


「痛く、ないっ?」

「ん、へーきっ…」


平気じゃ、ない。

痛いし、もう裂けそうだし…


でも

どこか手馴れてる翔さんを見てると
胸の奥がきゅって苦しくなった。

初めてじゃ、ないんだなって。


俺は初めてにはなれないんだなって。


愛撫も、今この最中も、
すべて。

どこか手馴れた手つきで、
俺の体を拓いていく。


「ぁっ、あっ…」

「っ、ちょーきもちぃよ、」

「ぅあっ…ぁ、あっ…」


ぴくり、と自身が震えるのがわかり、
吐き出したい衝動に駆られる。

一刻も早く吐き出したくて、
自身に手を伸ばしたが。

その手は翔さんに阻止されて、
柔らかく、熱いぐらいの感触の翔さんに
包み込まれる。


「ぁあっ…も、だめぇっ…」

「っ、締め、んなっ…」


もう、ダメだ…と思い、
翔さんの首筋に顔を埋めた。

勢いよく出た白濁が、
翔さんの腹に飛び散る。

一歩遅れて、
翔さんが俺のナカに出した。


…あったかい…だなんて、
呑気なことを考えていた。
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