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Bitter Sweet【気象系BL小説】

第6章 A×S【愛くるしい】







翔ちゃん、翔ちゃん、

って、そんな悲しい顔して
言わないでよ。

卑怯だよ。


細いくせに広い背中に俺は抱き着いて、
ただ揺さぶられるだけ。


「───っ、ぁあっ、」

「翔ちゃん、浅いとこの方が
好きだもんね…?」


俺のイイトコロを雅紀自身が
掠めた瞬間、悲鳴にも似た声が出た。

怖いくらいに微笑む雅紀。


俺の頬に優しく手を添えて、
キスをしてくれた。

それだけで、奥が疼く。


確かに、
浅いところの方が
俺は感じるかもしれないけど。

雅紀にされてると思えば、
すぐに昇り詰める。


今この瞬間だって、
もうイきそうなのに。

未だに雅紀は余裕そうだし。


俺がイきたいだなんて言えば、
お強請りして?だなんて言うんだろう。

…それがいやなわけじゃないけど。


「ね、まさきっ…も、だめ、かもっ…」

「っふふ、もーちょっとだけ…」


ちゅ、と音を立てて離れる唇。

…熱い。

触れた唇が、
火傷したんじゃないかってくらい
熱くなっている。


「…んんっ、はぁっ…」

「しょーちゃん、すっげ、綺麗…」


耳元で囁かれて、
余計に爆ぜそうになる。

次第に、雅紀の息も上がってきて、
そろそろかな…なんて
ぼんやり考えていたら。


「っひぁ、」


雅紀が急に俺のを乱暴に擦り上げた。


「ねっ、翔ちゃん、一緒にっ…」

「ひゃっ、ぁ、あっ…」


何回も奥を突かれて、
俺と雅紀は同時に果てた。
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