• テキストサイズ

Bitter Sweet【気象系BL小説】

第6章 A×S【愛くるしい】







優しく服を脱がされ、
お互い生まれたままの姿で抱き合った。


狭いベッドで、
こうして愛を育むことで
俺達はただ満たされていた。

だけど今日は、違かった。


それだけじゃ、
もう足りなかったのだ。


「…ん、はぁ…」


キスをする合間に漏れる声が
どうしても恥ずかしくて。

目が合うと、
どうしても逸らしてしまう。


その度に雅紀が、

「いや?」

って聞いてくるから。


いやなんかじゃない。
むしろ嬉しい。
だけど恥ずかしい。

だなんて。


そんなこと、
何度も繰り返していた。


「ぁっ…」


ふいに、胸の突起に雅紀の指が触れ、
思わず変に上擦った声が出た。

目を伏せればいやでも、
雅紀が俺のを触っているところが
目に入ってしまい。


やはり、まだ慣れなかった。


初めてのときみたいに、
ドキドキ緊張していた。


「…翔ちゃん、やぁらしいんだ。
ここ、もうこんなになってる…」


自身をきゅっと握られ、
どうしても反応してしまう。

先端に口付けられ、
そのまま咥え込まれる。


「く、ぁっ…」


温かい口内に招き入れられ、
身震いしてしまう。


「っね、雅紀、もぅっ…」


雅紀の頭を押しても、
びくとも反応せず、
呆気なく口内に放ってしまった。


「はっ、はぁ…」



雅紀が俺の出したものを、
目の前で飲みやがった。

頬が赤くなるのがわかり、
視線を逸らしてしまう。


「っなに、飲んでんだよ…」

「ふふ、いいじゃん?
翔ちゃんの美味しいよ?」


…んな顔して、
そんなイヤらしいこと言うなよ…
/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp