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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第23章 CHANGE!!


ー和也sideー


「あれ…翔さん」


翔「にの。ねぇここ何処?」


「分かんない…」


見渡すと…そこは一面真っ白な世界で。
居るのは俺と翔さんの2人だけ。


翔さん家にお泊まりしてたのに…ここは…まるで雲の上…。


翔「これって夢じゃないよね?夢にしては…凄くリアル…」


「うん…」


怖い雰囲気では無いけれど…不安になった俺達は手を繋いで身を寄せ合った。


すると…。


翔「にの…。あれ…!」


「あ…」


遠くに…何かが見える。
あれは…神社?


するとそこから…何かが走って来た。


「………狐?」


翔「この子…この間の…」


翔さんが指を指すと…足に見覚えのあるハンカチが巻かれている。


すると…その子狐が…直接頭に話し掛けて来た。


子狐『この間は…ありがとうございました』


翔「え?あ、いえ…」


「やっぱりあの時の…」


子狐『ちょっと人間界に遊びに来てたら…猫に追い掛けられてしまって』


翔「人間界?」


「あの…怪我は大丈夫なの?」


『ええ、もうすっかり。お礼が言いたくて』


翔「そんなわざわざ…」


『お礼と言ってはなんですが…貴方達のお願い事を叶えて差し上げようと思いまして』


「………願い事…?」


何か…聞いてくれるの?


『きっと喜んで頂けると思いますので』


翔「え?何?」


『それでは』


「え?聞いてくれるんじゃないの?」


その瞬間、視界が真っ白になり、俺の意識は飛んでいってしまった。
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