• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第14章 Dear my doctor


櫻井side

だけど…。
そのあとに続いた相葉くんの言葉に自分の過ちに気づいた。
自己保身から逃げたことで大事な人を傷付けたんだ…。

A:「翔ちゃん…。

みんなそんなこと欠片も思ってないよ。

大ちゃんがね、プロデューサーに
翔さんがいつこの話を聞いたのか、
聞いてた。

多分、翔ちゃんが一人で番組を背負うのを
知ったときから、翔ちゃんのことを
翔ちゃんのことだけを考えてたんだと思う。

大ちゃんだけじゃなくてみんなも、
一人であの話を聞いた翔ちゃんのことが
気になってテレビつけたんだ。

翔ちゃんの顔が見たくて。

翔ちゃんのコーナーが始まってね…
顔が大写しをみた瞬間ね、あの人血相変えて
楽屋を飛び出そうとして…。

ニノと松潤に止められたけど…。

大ちゃん、ずっと、翔ちゃんのこと
『迎えにいかなきゃ、
翔ちゃんが壊れちゃう』って。

あの人の方が壊れるんじゃないかって
いう位、酷い顔して…。

和も潤くんもね、多分、翔ちゃんを迎えに
来たかったの。

翔ちゃんが心配だから。
翔ちゃんのことが大好きだから…。

でもあんな大ちゃん見たら翔ちゃんが
益々自分を責めるのが判ってるから
二人とも大ちゃんと家で翔ちゃんを
待つって、俺に託してくれたの。

だから、俺が来たの。

ねえ、帰ろう?家へ。
誰も翔ちゃんを責めないよ。

怖がる必要なんてないんだよ」
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp