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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第14章 Dear my doctor


相葉side

翔ちゃんがこの3日をどう過ごしたか知りたくて…。

翔ちゃんの答えに楽屋でニノと話したことが事実だったことを知った。

「え?友達と遊びに行ったんじゃなかったの?

リーダー、翔ちゃんが楽しみにしてたって
言ってたけど…。

やっぱり…」

翔ちゃんから話してもらいたいって思ってたけど…
きっと翔ちゃんは話さない。

焦って口走った一言に翔ちゃんが反応する。

S:「『やっぱり』って?」

「ううん、なんでもない」

思わず誤魔化したけど…。
リーダーが言ってた通りなんだと思った。

お互いに誤魔化しあうこの情況は健全じゃない。
だから…俺から切り出した。

「翔ちゃん、この3日間、一人で悩んでたの?
自分のこと、責めてたの?」

翔ちゃんの目に驚きが宿る。

S:「…相葉くん?」

「今日、赤坂での収録の後、プロデューサーに
呼ばれて…局の偉い人に会ったよ。

その人から番組の改編の話、聞いたよ」

S:「ごめん」

泣きそうな顔で一言、呟くように言った翔ちゃん。

「翔ちゃん、間違わないで。

責めてないから…」

S:「みんな、聞いたんだよね?」

「うん、4人で聞いたよ。
翔ちゃん、一人だったんでしょ?

辛かったよね?

俺たちに話し辛かったんだよね?」

S:「ごめん、俺…。

俺一人…」

翔ちゃんの嗚咽が部屋に響く…。
肩を震わせ、翔ちゃんが泣いていた。
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