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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第14章 Dear my doctor


相葉side

運転しながら頭フル回転させて…。
とりあえず俺のマンションに着いて…。

渋る翔ちゃんを半ば無理矢理部屋にあげた。

俺が辿り着いたのは【問診の練習と称して翔ちゃんの本音を聞く】って方法。

丁度、ドラマで医者役やるから問診ってシチュエーションは不自然じゃないだろうし、翔ちゃん映画で医者役やったことあるからアドバイスが欲しいって言えば不自然でもないだろうし。

我ながらナイスアイディアじゃない?

翔ちゃん、長子長男だから甘え下手なんだよね。

俺もそうだからわかるけど…。

辛くてもどうやって周りに頼っていいか分からないんだよね。

翔ちゃん、すぐ下が妹で異性だから余計だと思う。

下が同性ならそれでもまだ甘えたり出来るけどね。

下が異性だと兄としての威厳とか尊厳みたいなものがあるから弱味を見せないように意地張るから。

本音を自分の中に押し込めて、パンクしそうになる。

多分ね、これが甘えられるタイプだと自然にガス抜き出来るのに、甘え下手だからね。

メンバーのなかでも翔ちゃんは常にお兄ちゃん。
リーダーを立てつつ、リーダーが苦手な部分はさりげなくフォローしてる。

リーダーも、もちろん兄貴なんだけど、あの人、実際には弟だから、甘え上手なんだよね。
上がお姉ちゃんだからなのか甘えポイントよく掴めてるっていうか。

翔ちゃん、根っからのお兄ちゃんだもんなぁ。
弱音、吐けないタイプだからどんどん追い詰められちゃうんだよね。
しかも上の二人だから…。
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