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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第14章 Dear my doctor


相葉side

というわけで、勝手に入って中の椅子に座り、携帯を手に取った。

「明日のスケジュールは…」

ひとりごとを言いながらマネージャーからのメールを確認する。

うぉっ!
明日のレギュラーの収録、急遽中止で全員オフ?

あっでも、打ち合わせはあるか…?
それって全員でないとまずいかな?
翔ちゃん、出れるかな?

念のためニノたちにメール。

びっくりするぐらい素早い返信がきた。

『まもなく家だよ。
大野さんは今のところ大丈夫。
ミーティングは適当に誤魔化すから
そっち最優先で 和』

ありがたい!

『こっちはまだ、楽屋に戻ってきてない。
荷物はあるから…局にはいるよ。

明日、悪いけどよろしくね
あと、リーダーのこと頼むね 雅』

返信を打って、携帯を置いた。

時計は1時近いけど戻ってくる気配はない。

手持ちぶさたでその場に置いてある雑誌を捲ってみた。

しばらくして廊下に足音が聞こえてきた。

メンバーの足音はわかる。
やっぱりなんとなくだるそうだなぁ。

ドアの前で止まった足音。

ドアノブが動く音がする。

目は雑誌に落としたまま、でも意識はドアに向かう。

開いたと思ったドアが高速で閉まる。

ちょっとしてまた開く。

鏡越しに翔ちゃんの姿をみる。

「翔ちゃん!お疲れ様!待ってたよ!」

はとが豆鉄砲を喰らったような顔ってこういうのかも。
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