• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第13章 Childhood's end


大野side


「既に知ってる人たちだけなら
 平気なんですけど…。
 今回、ゲストの方が
 いらっしゃるんですよね?」


東:「うん、いるよ。
   言わなきゃ良かったか?それを」


「言ってもらってて良かったです。

 以前、似たようなことをされて、
 それ以降どんなに誘われても絶対、
 誘いに乗らなくなった人がいるので…」


東:「そうなんだ?
   色々ありがとう。助かったよ。
   かみさんの頼みでもあったからさ。
   無理言って悪かったな」


かみさん…って木村佳乃さんのこと?
木村さんの頼みなの?


「あの…今回の食事会って東山さんと
 東山さんの知り合いの方だけじゃ
 ないんですか?」


東:「二宮から聞いてない?

   もともとかみさん経由で
   知り合った相手なの。

   だからかみさんもくるよ」


「そうなんですね…。
 すみません、二宮から聞いてなくて…
 ちょっと驚いちゃって…」


東:「なんか大野らしいな。
   とにかく頼むな」


「はい、よろしくお願いします」


そう言って電話が切れるのを待った。


「はぁ~」


大きなため息をつきながら
ソファーに座り込む。

そっかぁ、東山さんと
東山さんの知り合いだけじゃないんだぁ…。

そこに和ひとりじゃ確かにキツいよな…。

おいらでほんとに大丈夫なのかな?
やっぱり翔ちゃんのほうが
いいんじゃないかなぁ?

ぐるぐる考えてると
オーディオルームのドアが静かに開いた。


/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp